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虚構と真実

2009.11.30.18:40


「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」そんな 剣道の真理を訪問先で教えられました。

失敗と向き合うことを言っています。真実を探求する言葉です。

また、次の訪問先では全く事実とはかけ離れた質問をされ驚きました。

「いま、お仕事は病院の事務長なんですか」

「えっ、どこからそんな話を?」

「もっぱらの噂です。○○党だという話も聞いています」

「全然違いますよ。いずれも事実無根です」

まことに人の噂というのは困ったものです。

真実と虚構を聞き分ける耳は、ないのでしょうか。

写真は、杉並歩道橋から撮った旧陸前浜街道・杉並木の辺りです。

昭和30年代まで、ここは杉並木におおわれた昼なお暗い街道でした。これは真実です。

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小さな来訪者

2009.11.29.20:13


夕方近く、子供連れのお客さんがやって来ました。

その子は小学2年生の男の子、好奇心が旺盛で庭を素早く動き回ります。

「おじさんと冒険しに行こう」私はその子に声をかけました。

「どこへ連れて行ってくれるの」彼は目を輝かせて、私を見上げます。

山道を歩くと、いろいろな物が発見できました。

撃たれたカラスの死体、鈴なりのミカンの木、サワガニ、センリョウの実、そして赤いキノコ。

「これは毒のワライタケだ。触ったり食べたりすると、笑い続けて大変なんだ」

「笑いはいつ止まるの?」軽い冗談で言ったのに、真剣な反応でした。

「毒が消えたら止まるよ」

「お母さんに食べてもらおう」そう言って母親を呼んできて、しきりに食べるように勧めます。

ワライタケを前にしての真剣なやりとりに、私は笑うわけにはいきませんでした。

カリンの実

2009.11.28.17:35


お世話になった知人の家族の葬儀に参列しました。

亡くなったのはその長男の奥さんで、享年36歳という若さでした。

奥さんは器用な方で、お祭りのキーホルダー根付けを作っていたと聞いて、すぐ結びつきました。

それは洒落たデザインで、石岡市をPRできる優れたグッズでした。

総務省出身のお客様がお祭り見物に来たとき、これをプレゼントして喜ばれました。

若かったけれど、しっかりと足跡を残しましたね。

悲しい気持ちで家路につくと、我が家に続く坂道でカリンの実が目に入りました。

忙しくて採る間もなく、道路にカリンがいくつも転がっていました。

そうだ、カリン狩りをしなくっちゃ!

そう思いハシゴを取り出し、カゴいっぱいに収穫しました。

大きさと形はまちまちですが、一つひとつが命の源です。

山のあなたへ

2009.11.27.23:22


10月下旬、中学校時代の恩師が激励の手紙をくれました。

銀座・鳩居堂の便せんに、達筆な字で印象的な言葉がつづられていました。

その先生は女性の英語教師で、土浦から通っていましたが、結婚して真壁の方に住みました。

いつか山の向こうへ遊びにいこうと思っているうちに、40年が過ぎてしまいました。

そして、この度の手紙です。そのお礼に訪問することにしました。

玄関口で名前を告げると、戸の奥で「エーッ!」という声がしました。

40年ぶりの再会ですが、チャーミングで口調と仕草も昔のままです。

「今泉くんは素直で温和な子でしたから……たくましくなったなと思いました」手紙の一節です。

先生は同級生一人ひとりのことをよく覚えていて、いい時代だったと回想されました。

「山のあなたの空とおく 幸い住むと人の言う……」

カール・ブッセの詩とは異なり、幸せはそこにありました。

自立したまち

2009.11.26.20:56


どのまちも良いところと個性があり、同時に問題や悩みを抱えている現実があります。

今日伺った県北の二つのまちは、どちらも活気あるまちで人口も増えています。

「県をあてにしていては、発展は望めませんよ。なにせ、あの財政状態だし……」

その市長が言った言葉は意外でした。県との太いパイプを持っているのに、頼ろうとしない姿勢です。

もう一つのまちはさらに自立性の高いところ。

「いま、総合計画の草案が出来てきてね、ほら、ご覧なさい」

首長さんは、机の上にあった草案を見せてくれました。

本気で市民参画を進め、市民の声を集約していることが感じられる内容でした。

「私は口は出さないんだ。でも、いいフレーズがあるんだ。けっこう気に入ってるよ」

その口ぶりからは、自立したまちの気概と自信があふれていました。

帰り道、周辺の街路に目をやると、色づいた落ち葉が忙しげに舞い落ちていました。

ありきたりな風景

2009.11.25.21:42


県西のある市長さんと話す機会がありました。

半生を振り返ってのお話は、けっこう波瀾万丈なものでした。

しかし、物静かな語り口で、静かな闘志がゆったりと燃えている感じでした。

時間がないと言いながら、40分もの時間を割いて、さまざまなアドバイスをいただきました。

帰りは庁舎の玄関先までみずからお見送り、本当に暖かい気持ちが伝わりました。

写真はその帰り道の風景です。

ありきたりな風景ですが、私の気持ちはありきたりではありませんでした。

さて、明日は県北の首長さんたちとお会いする予定です。

どんなお話が聴けるのか、楽しみです。

地方の疲弊

2009.11.24.21:13


地方が元気をなくして、もうずいぶん経ちます。

シャッター通りや耕作放棄地、若者流出など、地方にはマイナーな言葉があふれています。

写真は、昭和29年の石岡市の市制施行時代行列の一コマです。

中町のそば屋「東京庵」周辺は、近郷近在からの見物客であふれています。

そこには、映画「三丁目の夕日」と同じような希望に満ちた表情がいっぱいです。

右肩上がりの成長が始まった時代でした。

それから半世紀、多くの地方は疲弊の中にあります。

しかし、その中にあって、夢をつかもうとする努力も各地で行われています。

ネバー・ギブアップ!

その姿勢こそが、地方を元気にする秘訣だと思います。

エリザベスカラーその2

2009.11.23.22:44


エリザベスカラーを付けたネコは、視野が狭いので道に迷っったり、引っ掛かって動けなくなるようです。

おまけにエサが食べられないので、迷子になると餓死する可能性があります。

約2時間、森の中を私たちは必死に探しまわりました。薄暗くなって、もう今日は探せないと諦めました。

「ダメかも知れないな」がっかりした口調で女房に言いました。

「もう帰ってこないのかな」女房はうつむいています。

そのとき、太い桜の木の根元に、ネコたちがじゃれあっている姿が見えました。

「アスカだ!」エリザベスカラーを外して、戻っていました。

こうしてアスカ騒動は決着を見ましたが、右目の治療はまだこれからです。

失明するのかどうかは、これからの診察にかかっています。

捨てネコの多い地域での出来事でした。

エリザベスカラーその1

2009.11.23.09:19


「これは重症ですね。失明の可能性もあります」

仔猫のアスカがケガで片目が開かなくなり、ペットクリニックに連れて行くと先生にそう言われました。

「痛み止めの注射をします。それと、目をこすらないように1週間エリザベスカラーを付けます」

エリザベスカラーとは首に巻く樹脂製のシートで、首がラッパ状になって保護されます。

アスカはホタルと共に捨てられた、生まれて半年の牡ネコです。

つくばのとある工場の片隅で、2匹でニャアニャア鳴いているのを見つけた人からもらい受けました。

「これを首に付けると視野が狭くなり、外へ出ると迷子になるので、必ず家の中で飼ってください」

先生からそんなアドバイスを受け、家に着くと車の中で暴れだしました。

わが家に帰ったので大丈夫と思い、車のドアを開けると家に入らず、脱兎のごとく森の方へ走り去りました。

「アスカ! どこにいる!」女房と2人で、暗くなるまで山狩りをしました。(続く)

迷子の気持ち

2009.11.21.17:54


本日から23日まで、大増地区で恒例のクラフトフェアが開催されます。

地元や他県の芸術家が作品を持ち寄って、即売するユニークなイベントです。

晴れわたった秋空のもと、女房とその母親と私の3人で行ってみました。

女房と母親は焼き物に興味があるようで、しきりに花瓶や食器などを手に取っています。

「地元石岡の作家は2割でしょうね。今年は青森や富山、兵庫などの遠いところから参加していますネ」

そんな話を地元の出店者から聞いているうちに、女性2人の姿が見えません。

会場をグルグル探しても見つかりません。

いつの間にか迷子になってしまい、だんだん不安になってきました。

15分後、茶碗の入った袋を下げて女房たちが現れました。

「何買ってきたの?」ホッとしながら言いました。

「何だっていいでしょうよ!」赤トンボの舞う澄みわたる空のもと、女房は容赦なく私に追い討ちをかけるのでした。

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