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忠犬タローを偲ぶ会

2012.02.26.12:11

2月25日、マリアージュ吉野で「忠犬タローを偲ぶ会」が開かれました。
集まったのは、元東小学校校長の橋本千代寿先生(92)を始めとする東小学校の元先生たちと内山校長。
さらに、東小48年度を中心とする卒業生、元PTA会長、茨城新聞社の部長、コーラスはぁもにぃの会など、50人近い方々で会場は埋まりました。
偲ぶ会全体

私も招待され、一緒に在りし日のタローを偲びました。
はじめに発起人代表の前島宏行さん(48年卒)の言葉があり、続いて橋本千代寿先生の若々しい挨拶がありました。
タローが亡くなって30年、次はその冥福を祈っての献杯です。
その発声は、元校長の小貫敬雄先生で、冒頭にタローを最も可愛がっていた用務員さんの親子のことに触れました。
「タローが皆に愛され17年間も駅に通い続けられたのは、用務員の松本さんと、特に娘の恵子さんの愛情があったからこそです」小貫先生は万感の思いを込めて、そう言いました。
残念なことに松本さんは体調を崩し、会には出席できませんでした。
続いてコーラス、佐野則子先生とはぁもにぃの会が「アヴェ・マリア」と「ここで君を待ってるよ」を歌いました。
さらに、一人でタローの墓参と顕彰を続けてきた東京渋谷の隈部和俊さんが熱のこもったスピーチ。
隈部さんスピーチ

「もう何十回と訪れた石岡市に、私は住みたいと思っています」この言葉には皆、驚きました。
スピーチは次々と続き、それぞれのタローの思い出が披露されました。
拙著「あした会えるさ」の出版が契機となって開かれた「忠犬タローを偲ぶ会」ですが、最後に発起人の一人・佐藤信夫先生から、「忠犬タロー顕彰会」の発足が提案されました。
「地域の誇り、シンボルである忠犬タローを末永く顕彰する「忠犬タロー顕彰会」の会員に、皆さんなってください」その言葉に賛同の拍手。会長に橋本千代寿先生、副会長に渋谷の隈部さん、事務局長に佐藤先生という顔ぶれで同会がスタートすることになりました。
会員募集中とのことですので、入会希望の方は次のメールアドレスまで、ご連絡ください。
・忠犬タロー顕彰会事務局 佐藤 信夫  【nobuo@mx9.ttcn.ne.jp】
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「あした会えるさ」取材秘話(その10)

2012.02.04.17:42

「読んでいて、何度も涙が出そうになりました」
「涙、出なかったですか」
「いえいえ、実際は出ました」その女性はあわてて訂正しました。
女性は小学校の先生で、良い作品だとほめた上で、知人にと数冊買ってくれました。
「2点ほど本の中で、質問があるのですが?」と先生は訊ねてきました。
「な、なんでしょう」私はドキリとしました。
「1点目は、本当に幼稚園生が一人で列車に乗って通ったんでしょうか」
「今だったら、考えられないですよね。でも当時は、善隣幼稚園に遠くから何人も通っていたんですよ。
つまり、社会全体が園児を見守っていたんですよね。タローに対しても大らかでした」
昭和40年代の東小

「2点目は、タローが毎朝1年生のクラスを巡回するようですが、その上の学年は回らなかったのですか」
「はい、1年生だけです。どうも、いちばん近い年齢に飼い主の面影を見ていたのでしょう。この行動はずっと続いていました」
「やはりそうでしたか。その説明は文中になかったですが……」先生は首をかしげました。
「最初は、そういう文章を入れたんですよ。でも、考えて削りました。想像する部分を残したんです」と私は汗を拭きながら答えました。
先生はよく読んでいました。人に読んでいただく文章は、うかつに書けません。
また、あるノンフィクションライターから、感想を綴った手紙が届きました。
1800字ほどの、緻密な内容です。以下は、その抜粋です。
「……簡易な言葉で平易に書くということは、文章を書く人間としていかに大変であるかということを実感しています。
それを今回、いとも簡単に遂げてしまうのは……快挙です。
(中略)平易な文章で、感動深い物語を紡いだ力量に驚嘆しております。……」かなり褒めすぎています。
この書評の核の部分は、中略の箇所でかなり鋭い指摘をいただいています。さすがライターだなと思うところばかりで、こちらも読んでいて汗が出ました。
でも、これは自分の胸にしまっておく内容で、今後の創作活動に活かしたいと思います。
先生、ありがとうございました。
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Great gengorou

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